FAXで、私の心を伝えたい。あなたの心を聞きたい。

「私の心が聞こえる?」 ある海外ドラマのタイトルです。 聴覚障害を持つ男性の物語。 後天性の聴覚障害で、聞くことはできませんでしたが、自分の声は訓練によって発することができるというドラマでした。 そのドラマが気づかせてくれたこと。

聴覚障害者の人は、障害者ということが気づかれにくい、また、誤解されることが多いということでした。 その男性が自転車に乗って道路を走っていた時、うしろを走っていたタクシーの運転手から何度もクラクションを鳴らされますが、全く気づかず運転手は怒ってしまいます。 また、男性はある大企業の御曹司で重役。 社員とも会話をしますが、相手の口元をよく見てから返事をします。 でも、相手がうしろから話しかけた時は気づきません。

すると、社員は「無視された」と誤解してしまいます。 この男性は、自分の声を発することができたので、社員は聴覚障害者と知らずに誤解していました。 対面の会話は、訓練によって相手の口元を見て何とか成立しています。 しかし、電話は相手の口元が見えないので会話は成立しません。 ただ、この男性が使っていた携帯電話システムがあるのです。 光によって、携帯に電話がかかってきたことが知らされます。

その後、相手が何をしゃべっているのか文字に変換され、その文字を男性が読んで相手の言葉を理解し、その男性も携帯を通して言葉を発することで成立します。 ただ、この男性が使っていたシステムはこれだけでした。

携帯を持つそれだけで用事が済むのであれば、不便さはあまりないのかもしれません。 でも、携帯がない場合や、固定電話での会話はむずかしいと考えられます。 ファックス機能が備わっていれば、伝えたいことを紙に書きFAXを通して相手に知らせることは可能ですね。 現代はネット社会なので、電話回線を使わなくても、インターネット回線を利用してメールの送受信環境があれば、いつでもどこからでもメールでFAXに届いた内容を確認することができます。 また、相手のFAX機器あてに書類を送信することも可能なのです。

このシステムは、現在、日本では既に多くの企業が利用しています。 消耗品や通信費の削減として。 聴覚障害者の方の中にも、ファックスを利用されている方が多いのではないでしょうか。 ドラマの中でこのようなシーンはありませんでしたが、せっかく、大企業の御曹司という設定だったので、この男性がこのようなFAXのシステムを利用していたシーンも見たかったなという気もしました。

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