聴覚障がいと緊急時の対応について

私には両耳の聴覚のレベルが90dBで、等級6級の(両耳の聴力のレベルが70dB以上で40cm以上の距離で発声された会話語を理解し得ない)の障がいがあります。 2歳の頃に母が気付き検査の結果そう診断されました。 原因は不明だそうです。

補聴器を使っても効果がなかったので、音というものを感じたことは一度もありません。 周りには理解してくれている人もいれば、そうでない人もいますが、何事にもチャレンジすることを恐れず突き進んできました。 私の住んでいる地域ではさまざまなそういった障がい者の為の支援施設がありパソコン教室にも通う事ができました。 必至に資格を取りスキルを身につけ、今では大体のパソコン業務をこなせます。 そして晴れてそれが実を結び、某企業の事務職に付く事ができました。 先日、オフィスで仕事をしていると、地震が起きました。

電気やマグカップの中のコーヒーが揺れていたので気付く事ができたのですが、私たち聴覚障がい者は地震や火事などに気付きにくい事があります。 本当に緊急の時、気付くのが遅かったら命取りになることもあるでしょう。 万が一地震や火事といった緊急の何かが起こってしまった時、私たちにはそれを知らせる手段としてこんな方法があります。 「聴覚障がい者専用の緊急連絡FAX用紙」です。

大抵の方(特にご老人など)はFAXで情報のやりとりをする為、この手段を利用します。 どんなことを記入するかというと、「火事」、「救急」、「警察」と主となる3項目があって、その枝には誰が、いつ、何が燃えているか、何があったかなど質問は結構な量です。あとは住所、氏名、連絡先等かく欄があります。 実は聴覚がい者はFAXという手段をよく使います。

両親や友人に自分の言葉を伝える際筆談という方法が一番気持ちを伝える為に最適だからです。 でも今は、FAXが相手のおうちになくて不便に感じる事があります。 今は家に電話機を置かないで携帯電話やパソコンで事が済んでしまうと考えるおうちが増えたのが原因の一つです。 これは私にとっては、筆談で話したい時の方が多いので困った問題です。 メールでは伝えきれない事があるからです。

そんな聴覚障がい者同士が並行して使えるサービスはないかとネットで探していた所、「インターネットFAX」というサービスを提供している会社を知りました。 FAXがないおうちにでもメールの送受信環境さえあればネットを介してFAX記事がネット上に送られてくるというサービスです。 これなら、ネットしかないおうちにでもFAXを送る事ができます。

またメールから相手のFAX機宛に送信することも可能なのだとか!! 簡単に言えばFAXをデータ化してくれるサービスです。 家族や友人に近況を報告する際にとても便利なサービスだと思いました。

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