ファックス番号を間違いで片道4時間

faxのトラブルといえば、会社の重要書類を誤送信してしまったことがあります。その時は生きた心地がしませんでした。 なぜなら取引先の売上や入金額などが入ったかなり重要な書類だったからです。 普段毎日のように会社でfaxを使っていましたので、faxの使い方は慣れていました。

しかし、その慣れがアダになったのでしょうか。 毎日使っているから大丈夫だろうと油断したことがいけなかったのだと思います。 取引先のfax番号を入力して、faxで書類をいつものように送信しました。ピーっという音が鳴り送信できたことが確認でき、そのままいつも通り仕事をしていました。 それから数十分した頃でしょうか。会社に一本の電話が入りました。

私の目の前に座っていた同僚の女性が電話に出たところ、次第に顔が青ざめていくのが分かりました。

「そうだったんですね!大変申し訳ございません」

とひたすら謝罪をする彼女。

私はメモ用紙に「どうしたの?」と書いて彼女に見せたところ、彼女がfaxの方を指さします。 勘が働いたのかすぐに気が付きました。あ、私やっちゃったのかも……と。 急いでfaxを見に行き、履歴を確認します。取引先のfax番号と照らし合わせてみると、fax番号を押し間違えていたようです。 正しくは6を押すところを9と押していたという初歩的なミス。

もう頭の中はパニックです。

書類の内容が内容なだけにどうしよう……と慌てふためきました。 間違えて送信された先は、おじいさん、おばあさんが営む薬屋さんのところだったようです。 先方はすぐに誤送信と気付いて、電話をしてくれたようでした。

このことはすぐに部長にも知れ渡り、今すぐ誤送信をした薬屋まで書類を取ってこい、との命令が出ました。 うちの会社では、誤送信をした場合、個人情報のため先方まで書類を取りに行き、こちらで破棄するという規定になっていました。 電車で片道4時間かかる場所へ行くのか、と一気に気が重くなる私。

重い身体にムチを打ちながら、今から書類を取りに行くことを薬屋へ電話で伝えました。 薬屋さんのおばあさんに謝罪しながら、今から行くので夕方ごろにはそちらへ到着しますと言うと、おばあさんから「えっ、あの書類ならもうシュレッダーしちゃったわよ」と困ったような返事が返ってきました。 どうしよう、部長に怒られるかもしれない、と思いつつ、「直接謝りに行きたいので、とにかく行きますね……」と沈んだ気持ちで答えました。 部長に報告したところ、ため息をつきながら、散々呆れられました。

とりあえず、謝罪に行け、という部長の重いため息と言葉を受け止めて、片道4時間、お菓子を持って薬屋へ謝罪に行きました。 薬屋のおばあちゃん、おじいちゃんは本当に良い人たちでした。

「こんなところまで来るなんて。気を付けて帰るんだよ」

という温かい言葉に励まされながら、また4時間電車に揺られながら帰りました。 取引先には営業のほうから謝罪をしたそうで、そちらも大事にはならなかったそうです。 少しの油断が大変なことになるんだなあ、と身を以て体験しました。 もう今後は絶対に油断しない、という誓いをこめて、fax送信するときは、2人でダブルチェックをするようにしています。 面倒ですが、あの時のことを思うとこれくらいやらないと今では不安になりますね。

 

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